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2023年9月1日金曜日

和風ファンタジー小説「巻物語・序」コミティアで頒布されます

noteとブログの使い分けがいまいち自分でどうしたらいいかわからないので
迷走しながら使用しています。

作品語りをあっちでやっているわりに、こっちで同人イベントのことを書いたりしているので
同人誌のことはこっちで書いちゃおうかなって 。

そんなこんなで、コミティア(と、文学フリマ福岡)にて頒布予定の作品についてです。

9/3 #コミティア145 【東4ホールA66b】『夢の食べ残し』にて頒布予定の小説本「巻物語」試し読み公開しました。


私がノベライズを担当させていただいた、和風ファンタジー「巻物語・序」が頒布されます。

あらすじはこちら

女王が治め女性のみが住まう国エマキ。 「華遊祭」では優勝者の願いが何でも叶えられるという。祭りの開催を目前にして、穂(みのり)は儀仗隊に抜擢された。 変わり者の隊員たちに振り回されながら奔走するが、次々に問題が起きて……!? 

新人の少女が、女性だらけの官庁で、お仕事を頑張るお話です 

 

こちらそもそもは、ちゃんばくさんが構想を練られて制作中ノベルゲームでして
私は昨年からそのシナリオをお手伝いしていました。

すでにキャラ立ち絵や背景はたくさん出来上がっていて、
ちゃんばくさんが練り上げられた世界観やキャラクターやストーリーを
物語にしていく作業をしています。

最初のうちは、ちゃんばくさんが少し書かれた部分を参考にして
キャラを掴んだりするのに手間取りましたが、
すっかり各キャラに愛着が出て、
この子はこう言わないかなとか、こう言うかなとか考えながら作業しています。

それで、今できあがっている部分を小説化もして、
同人誌にして頒布しようという話になり、せっせと出来上がっていたシナリオを小説に書き直しました。

ゲーム自体は分岐でいろいろとキャラの反応が違ったり、違う会話が見れたりするので、
小説はそのうちのひとつのパターンをメインルートとして形にしたものになります。

これが思ったよりも大変で。

ゲームはキャラ絵があり、表情がイラストで見られて、背景絵もあるので、
キャラの表情や感情や情景描写などを書く必要はなく
場面転換も背景画像が変わって「〇〇室」みたいな表示がでるため、
パパっと場面を変えることができます。
逆にセリフであらゆることを説明する必要があり、
しかしながら同一キャラのセリフが続きすぎるのもよくないし、ということを
考えながら書いていくのですが。

小説だとセリフで全部説明していたら変だし、間がおかしくなったりするし、
逆にパパっと場面転換していたところについても、部屋の描写が必要になったり
キャラの感情に合わせて表情だけじゃなく動作もこまごまと出てくるし
「ここのリアクションないの変だよな?」ってなったりして。

けっこう場面を再構築しなおす必要があったので、大変でした。
最初は「下書き以上のものがすでにある状態だから、いけるいける」って思っていましたが甘かったです。

再構築をすることによって、
ちゃんばくさんの意図から外れた描写になってないかな??っていうのはちょっと心配です。

それと、読み返していると元のシナリオに対しても「ここ文章変だよな?」「うわ、ここ矛盾あるの気づかなかった…」ていうのがかなりあったので
反省です…。
今回改めて冒頭から見直す機会になってよかったです。
シナリオにも反映していきたいと思います。

シナリオ書き始めてからすると結構時間をかけて、今回小説もかなり頑張って書いて、
本作だけでも13万字くらいにはなったので、読みごたえはあると思います。

「序」となっているのでお気づきとは思いますが、「序破急」となる予定で
続きも頑張って書いていきたいと思っています。

女の子同士のわちゃわちゃとか
和風の世界観とか
味わってみたいなって人はぜひぜひお手に取ってみてください。

挿絵も入ってかなり盛沢山になっています。

文庫サイズ334P/¥1000~1500

当日は「巻物語」の花札ゲームも頒布されるようなので、
ぜひスペースに立ち寄ってみてください。

2020年7月9日木曜日

テキレボEXありがとうございました&神無き国 言触れの日完売です


 またもや遅くなってしまいましたが、テキレボEXありがとうございました。

 想像以上にたくさんお申し込みいただいて、嬉しい悲鳴でした。
 通販や委託などで梱包はある程度なれているつもりだったのですが、思えば通販も同じ本を一度に出荷することが多く、ご注文に合わせて梱包していくというのは同人再開してから久しくないことだったので、てんやわんやでした。

 マスキングテープは使用しないようにとの注意書きがあったと思うので(はがれやすいですしね…)ビニールテープを買ってきたはいいものの、ビニールテープ強すぎてなんどもグシャグシャになってしまってやり直したりしてました。
 もし取り出しにくかったら申し訳ないです……。

 ラベル貼りのためにシール台紙買ったのは正解でした。楽ちんだった。
 次がもしあったらもっとこうしようと試行錯誤刷るのは楽しかったです。


 本当に、複数お買いくださった石油王もあらわれて、感謝です。
 うちの本て一冊一冊が分厚目なのもあって、どうしても透明袋に入らず、まとめ買いの方はこんな感じになってしまいました。

 箱詰め前の最終チェックもできないので、なるべく透明の袋に詰めたかったのですが……。
 茶封筒のほうが、運営さんからダンボールで他サークルさんの本とまとめてご本人に送られる際にクッション材の役割も果たすかな?と思ってのことです。

 石油王にも感謝感謝なのですが、もちろん、いつも買ってくださる方(いらっしゃるかな!)、今回興味持って買ってみたという方、みなさま本当にありがとうございます。

 今のところ連絡がきたりしていないので、私の発送間違いや漏れはなかったと思っていいのかな、と考えていますが、もしかして漏れがあった文は返金処理とかでこちらに連絡来る前に処理されてたりするのかな……?(何事もありませんように……!)

 とにもかくにも、少しでも楽しんでいただけますように。

 あと、わくわくドキドキパック用に大慌てで未公開だったショートショートを印刷したのですが、ページ調整がうまくいかず、奥付兼自己紹介ページが入らなかったので、
裏表紙に持ってくるつもりが途中で忘れてカッコつけた裏表紙を作って印刷してしまい、誰だお前状態になっているのに気づいて軽くショックを受けました。
 こういうのって、入稿して印刷入ってから気づくんですよね(届いてからでもない、微妙になんとも言えないタイミング)。
 余部は今後のイベント時に無料配布できるやと思ったんですが……使えるかなこれ。
まあ名前は入れられてたから、気になった人がいたら検索してくれるかな……。

 私が購入した本も無事に届きました。
たくさん積んでしまっているのですが、とにかく手元にあれば安心なので……ゆっくり読みたいと思います。


 そして事前にもお伝えしていたのですが、「神無き国 言触れの日」は、残少でしたので、今回のテキレボEXをもって完売・終売となりました。ちなみに秋冬短編集も今回で終売です。

 今回、ご発注いただいた方にお送りするにも数が足りず、残念ながら欠品となってしまいました。
 どの方にお届けして、どの方に欠品とするか、すごく迷ったのですが、注文番号が若い順にお届けすることにしました。
(当サークルでは本作のみお求めくださった方もいらしたので、もしかしたらこの本が買えなかったせいで手数料だけ発生する人が出てしまうかもと思い、そちらを優先的にするべきかとすごく迷いました。でもそういう優先順位にしてしまうと、先に申し込んでくださった方の気持ちに申し訳ないというか、もうここはイベント会場だと思って、先に買ってくださった方にお送りすることにしました……。どうか手数料だけの方が出てしまっていませんように……)

 イベント会場で手渡しで売り切って、「終売です!」てツイートしたいような気持ちもあったりはしたのですが、それはそれこれはこれ、このような時期に、この安くはない本をお求めいただけて、とても光栄に思います。

 そもそも、この作品を本の形にしたいと思い、同人活動を再開したのでした。
 ぜひこの人に描いてもらいたいと思い、山月さんにドキドキビクビクしながら問い合わせして、快く引き受けていただけて、ラフが届くたびに小躍りしたのからもう随分立つのが不思議な気持ちです。
 キャラに命を吹き込んでいただけて本当に感謝です。この表紙イラストがなければ、ここまで手にとっていただけたかどうか。
 紙もこだわって表紙イラストを刷ったときにどんな感じになるか、いろんな紙で試し刷りをとりよせて、試行錯誤したのがすごく楽しかったです。
 最初は上下巻になるから、セットで買ってくれた人におまけでしおりをつけようとおもっていたのですが「完結してるんだしセットで売ろうよ」とだもさんにアドバイスもらって、セット販売して正解でした(在庫管理的な面でも)。

 めちゃくちゃ久しぶりのイベント参加なのに思い切って関西コミティアに遠征して、わたし的には自信作だったんですがセット販売すると単価上がるから買ってもらえるかドキドキで、わざわざ遠征来たのに全然売れなかったらどうしようと思っていたら予想以上に手にとっていただけて、めちゃくちゃ嬉しかったです。
 対応のために立ったり座ったりして脚がパンパンになったのが思い出されます。
 ほんとこんな価格の、知らないヤツの本を皆さんよくぞ買ってくださった……。
(本が分厚いのもあって試し読み多めに出したのも良かったのかな? と思ったりします)


 再販について何度かお問い合わせもいただくのですが、この本をこの価格で頒布するためには少なくとも50部は刷る必要があります。
 なおかつ、本作は頒布価格と原価がほぼトントンという感じで、この単価とこの部数で、一度に必要な金額がなかなかのものになります。
 そして昨年一年の頒布状況と、今のイベントがほとんど開催できない状況を鑑みて、この分厚さのものを何年も保持し続ける状況を考えると、難しいです。

 ちなみに神無きに限らず、当サークルの本は、装丁が特殊なのもあって(同人誌ならではのことをしよう!と思っていたりするので)増刷が厳しいものが他にもあります。
「あわいにゆれるひととあやかし」は、本文2色刷りという特性上、これも少部数だと単価が爆上がりしてしまうので、かなりの量を刷っていますし、
「終わりの世界を君と歩く」も……まあこちらは小口染めやめて印刷所を変えれば増刷できないこともないですが、どちらにしてもそこそこの量を増刷しないと厳しいので、ないかなと思ってます。

 何はともあれ、そういう事情関係なく同人誌は一期一会と思って、ぜひ、気になったら手にとってみてくださいね!

 神無きのWEB掲載につきましては、コンテストに出すときだけひょこひょこと載せたり消したりしていましたが、LINEノベルはコンテスト後もランキング高順位にいたので、なんとなくもったいなくて消しそびれていたところ、サービスが終了するとのことで、そちらでの掲載も終了となります。
 魔法のiらんどのコンテストに出そうかなと思っているので、そちらに掲載するかもです。
 サイトの雰囲気的に改行改ページめちゃめちゃ入れないとな感じなので、ちょっと作品の雰囲気的にどうなのかなあって思ったりはしているんですが……
(あとページ数がめちゃくちゃ膨れ上がるので作業量が……)
 またコンテスト終わったらどうするかわからないので、気になる方はこの機に読んでみてくださいね。

2019年2月7日木曜日

「終わりの町で鬼と踊れ」完結しました

世界が滅びたあとの修羅の町・福岡から送るダークファンタジー。
終わりの町で鬼と踊れ』完結しました!

ウイルス感染と人災で人口が激減し荒廃した近未来、吸血鬼となった感染者たちと人間の攻防の物語です。あとヤクザ。

博多版マッドマックス的な青春群像劇です。疾走感と苦悩する青少年です。

連載を追ってくださった方々、ほんとうにありがとうございます。最後の方バタバタっと更新したりしてペースぐちゃぐちゃで申し訳ない……。
いいねが!とか、PVまわってる!とか小躍りしてました。星もレビューも本当にありがとうございます。

これからという方も、どうぞよろしくおねがいします。
読者選考中なので、2/7までに読んでいただけると嬉しいけど、
タイミングの合うときにでも思い出して読んでいただけたら、いつでもとてもうれしいです!


地方都市を舞台に選ぶ場合、何故そこにしたのか、そこでなければならない必然性は何なのかをやはり物語の中で提示しないといけないと思うのです。
そこで出たのが能古島と台風とロケットランチャーとヤ……というのもどうかて感じですが。銃もアクションも書きたかったのです。
いろんな人に読んでほしいなーと思うものの、こんなん書いて地元民とヤ……の人に怒られないか若干心配です。でもでもやっぱりマッドマックスのスピード感や映画的な迫力を書きたかったのです。楽しかったです。
廃墟とか、ボーイミーツガールとか、両片想いとか好きな方は是非とも!
あと銃とかロケットランチャーとか。

なんとなく近未来感でてくれーと言う気持ちで、キャラの名前の漢字をちょっと変わった字をあてたりしてます。史仁とかはあえて古風。
あと、あえていうなら、もっと史仁と杏樹を書き込みたかったなあ。というところです。
番外短編とか機会があれば。書きたいかも。


そして……
福岡は恐い町じゃないよ〜〜。
ご飯は美味しくて町も栄えてて自然もあって住みやすいとこですよ〜〜。

是非あそびにきてください

2018年12月31日月曜日

2018年統括と2019年にむけて

年々と年末感がなくなっていくのですが、今年はほんとに年末感がありません。
やらないといけないことはたくさんあるんですが、焦りがありません……。
色んな事に焦りすぎてすべってしまうのもよくないのですが、まったく焦りがないのもこまりものです(絶対後悔するし!)
ちなみに昨年はこんな感じでした

意外と私色々考えているなあ……と思った(書いた内容すっかり忘れてた)。
ひとまず創作方面の統括を。

昨年末までのがんばりもあって
今年は1月にとうとう商業デビューし「あなたの健康を損なうおそれがあります」を、

カクヨムコンの特別賞を受賞して12月に商業2冊目の「ハイカラ娘と銀座百鬼夜行」を

出していただけるという、記念すべき年になりました。
ですが、プライベートでは非常に残念で悲しいことも重なり、波乱に満ちた一年でした。
ひとつ大きな夢がかなったと思ったら、別のところで試練がある、山あり谷ありですな……。



実のところずっと公募をやっていて、Webからの書籍化というのは、少し抵抗があったのですが(最初のカクヨムコンで読者選考の厳しさを痛感しましたし……)、
そうやってこだわるのはもうあまり意味がないのかな、今まで長年こだわってもどうにもならなかったのだから、違う方法で壁を破ってみてから考えてもいいんじゃないかなと思い始めていました。

そこでノベルゼロの募集要項が、
応募先を探していた「あな健」を出すのにもうここしかないという内容だったのもあって、編集部ピックアップにかけてみようと応募してみたのでした。それが大賞をいただいて、ほんとに嬉しかったです。
色々模索してみるのも大事だなと思いました。
あな健の布石があってのことかとは思うのですが、ハイカラ娘もたくさんの方に応援いただいて、カクヨムコンの受賞にたどり着きました。

今年の夏はかなり体調を崩して身動きとれない状態でして、自分の都合でやめたりあきらめたりもできる公募や同人と違い、書籍化の締め切りはプレッシャーでもありましたが、逆に書きたくてもかけないような状況で書籍化があるというのはすごく心の支えになっていました。
書籍化を楽しみにして下さっている声や、
たくさん気遣って下さり、暖かい言葉をかけてくださった担当編集様には本当に感謝しています。


先日も書きましたが 、作家になることは昔からの夢で、長年もがいてやっと商業で本を出していただくことが出来ました。
途中で挫折があって書いていない時期もあったりしましたが、結局あきらめきれずに戻ってきました。
まずは自分が落ち着かないと、人のことをお祝いしたり応援したり出来ないようなタチなので、とにかくまず自分のことを何とかしたいという気持ちもありました(だから本当に周囲の人達がありがたいです)。

だからこそまず自分自身のためにも、続けてきて良かった、がんばったなあという思いがあるんですが、
長年見守って下さった方々がすごく喜んでくれて、本当に結果を出せて良かったです。きっともどかしい思いをたくさんさせてしまっていたと思いますが、ひとまず安心してもらえたかな……とか。ほんとうに、気にかけてもらって感謝です。

大人になると、結婚したり転勤だったりで、なかなか密に昔の友人達と連絡を取ることは難しくなったりしましたが、
 思いがけず「買ったよ!」と報告をもらったり、
「ずっと書いてたんだね!」と喜んでくれること、「子供が作家になりたいって言ってるから、おかあさんの友達もがんばって本を出したんだよって言うわー」って言ってくれたのも、嬉しかったです。


商業からみ以外で表に出したもので新しく書いたのと言えば、
短編の「夜型のあしながおじさん」(カクヨムでの企画「#匿名バトル恋愛編」参加)、
「現代人外住宅事情」(覆面作家企画8参加)と、
同人誌に収録した書き下ろし「座敷わらしちゃんと!」、
今連載している「終わりの町で鬼と踊れ」 です。
(カクヨムコンに参加中の、
少年少女が生きるために、守るために、復讐のために、吸血鬼とヤクザと福岡でバトルする、ポストアポカリプス青春群像劇です。
コンテスト参加作品ですので、読んでいただいておもしろかったら、フォローや★など応援いただけますと嬉しいです! )

終わりの町は、もともとあったものを加筆修正しながらの掲載になるので、新作とはちょっと違うのですが、もとの原稿の倍は書かないとだから半分新作ですね!
あとはずっと手元で握っていた「春には君の夢を――戦国恋話」をノベルデイズで掲載しました。
これは昔サイトで連載していた「君のために――戦国恋話」の加筆修正版になります。
なにげに、今年は「サイトの作品を読んでいました」と言われることが多くて、びっくりした年でもありました(笑)。


同人の方では何気にずっと野望だったアンソロジーを出せました。
こちら「夜の世界で君と遊ぶ


昔からの知り合いメンバーも最近知り合った方も、イラストもロゴも、
自分の好きな創作家さんに集まっていただいて、かなりクオリティの本になったと思います!
あの人の新作が読めて嬉しいとか、
新しい出会いがあって嬉しいとかいうお声をいただいたりして、本当に作って良かったなあと思います。

それから、夏に出したいなあと思っていたハイカラ娘スピンオフの「短夜にこいねがう」を、

本文二色刷短編集「あわいにゆれるひととあやかし」を

作りました。
どちらも美麗イラストをお願いできて、金インクだとか本文二色刷だとかに挑戦させてもらえて、印刷にきれいにでるようデータを作るのはなかなか苦労しましたが、楽しかったです。
(特にあわいにゆれる~は表紙の紙なにを使っているか聞かれることも多くて、むふふやったぜ、という気持ちでした。印刷でイラストの絵がすこし飛んでしまったのは本当に残念でしたが……)

直接参加したイベントは、
1月 第三回文学フリマ京都、
6月 comic city福岡 46、
10月 第四回文学フリマ福岡、
11月 九州コミティア2
11月 コミティア126、
11月 第二十七回文学フリマ東京
かな。
あとは委託をtext-revolutions7と文学フリマ金沢でお願いしました。

前半はあまりイベントに行けませんでしたが、遠征京都と東京の二回と、なかなかいきましたな。
どちらの遠征も、わざわざ会いに来てくださる方がいて、寂しい思いをせずにすみました。ありがとうございました。おお、この方があの、という驚きがあり、再会の喜びもあり、遠征はとても楽しいです。

今年は同人を再開して2年目になりますが、前回買ったものが良かったのでと声をかけていただくことがたくさんあって、本当に嬉しかったです。
しかし文フリ京都が今年のこととは……ずいぶん前のことみたいです。



2019年はまた同人アンソロジーを作りたいなという気持ちもありつつ、
プライベートの事情もあって、同人をどこまで今までとおなじようにやれるかわからないのですが、
やはり直接買っていただけること、声をかけていただけること、お手紙をいただいたりすることはすごく励みになるので、
やれるだけやりたいなあと思います。
遠征すごく楽しいですし!
イベント参加は2/24  文学フリマ広島(広島産業会館)からスタートです。よろしくお願いします!

それから数年前から練っている和風ファンタジーを書ききりたいなと思っています。他にも構想があるキャラ文芸ネタなんかもあるし、
まずは「終わりの町で鬼と踊れ」を完結させないとです。
2017年に自分で書いていたように「時期を決め、段階を決め、目標を決める」ということを意識して、また次へ向かっていきたいです。

商業の方はどうなるかわかりませんが、焦りすぎず、ゆっくり構えつつも、ガツガツやっていきたいです。
ご依頼は常にお待ちしています😊

ハイカラ娘と銀座百鬼夜行の後書きにかえて

今回書籍の方にあとがきスペースがなかったので、あとがきにかわるものをこちらで書けたらと思いながら、余計なことではないかと書いたり消したりしているうちに、すっかり遅くなってしまいました。
(カクヨムの近況ノートに書いたのと同じ内容です)

本書を手に取って下さった方、ありがとうございます。これからの方、興味がわいた方は是非、書店へGOです。

 ハイカラ娘と銀座百鬼夜行
ハイカラ娘と銀座百鬼夜行/作楽シン(富士見L文庫)



本書は、カクヨムWeb小説コンテスト キャラクター文芸賞で特別賞をいただいた作品です。受賞時にも書いていましたが、もともとは覆面作家企画という企画に出したもとは6000字の短編でした。
自分が書けない時期に、今までの自分から変えてみて、とにかく楽しんで書こう、とにかく楽しんでもらおうと思って書いた作品です。
なので基本的には、難しいことを考えず、わくわくと楽しんでもらいたい作品です!
受賞時の思いなどはくわしくはこちらから


これを載せるのを迷っていたのは、あまり作者が作品についてあれこれ解説をして、読んで下さる方の印象をせばめてしまうのはどうかなと思ったりするのもあったのですが、
裏話とか知りたいなーていう方だけどうぞです。


2018年12月28日金曜日

「ハイカラ娘と銀座百鬼夜行」作品舞台について

無事にハイカラ娘も発売されて10日以上。
ご購入報告をたくさんいただいて、すごく嬉しいです。ありがとうございます!

先日東京の文フリやコミティアに参加した際、東京でハイカラ娘の舞台にしたところや参考になりそうなところを回ってきました。
それから、Twitterで発売前に書いていたハイカラ娘の舞台や関連アイテムをまとめました。



2018年12月5日水曜日

カクヨムコン4参加「終わりの町で鬼と踊れ」連載を開始しました

世界が滅びた後の修羅の町・福岡から。

車が積み上げられ、バリケードが築かれている。建物のガラスは割れて、段ボールが貼り付けられている。ひどく静かで人の姿はない。
ここは福岡天神。
かつてはこのあたりで一番栄えていた町……らしい。

というわけで「終わりの町で鬼と踊れ」連載を開始しました。
カクヨムコン4にSF・現代ファンタジーで参加しています。

これは以前、コバルト短編小説新人賞の年間最優秀賞をいただいたときに、雑誌に書下ろしで載せていただいた
「終わりの夏にさす光 ポストアポカリプス・チルドレン」という作品と同世界観の物語です。
まあ、ほんと、「世界が滅びてる」以外での共通点はほとんど無いんですが……。
前作が、崩壊から10年後のアメリカ。
今作は20年後の福岡です。

前作は、
人の血を啜る"異端者(ヘレティック)"と、その"傾倒者たち(ファナティックス)"によって、世界は滅びた…。終末の世界を二人きりで生き抜く青年と少女のその運命とは!? (公式サイトから)
……ていう中二的翻訳調を目指した話でした。銃乱射のおさげ少女と、記憶をなくした悩める美青年の逃亡劇でした。
今作はもうちょっとバイオレンス青春群像劇になってるかなと思います。

本当は、カクヨムコンには短編でちょこっと参加できたらいいなと思っていたんですが、
お祭りがはじまるとソワソワ我慢できなくて、長編連載始めてしまいました。手元で6万字ほどで一旦完結していて、改稿予定だったものを引っ張り出してきました。
いや、前作と雰囲気違いすぎるし、これ絶対過去作から読み手引っ張ってこれてないし、だめだろ、無理だろ……って思ったりもしたんですが、
まあ、どうせ同じコンテスト出すなら、全然別のものがいいよな~と思いまして。

ほとんど事前の宣伝もしていないし、スタートもちょっと遅れちゃったし、失敗したなあ、もっと早く思い切れば良かったなあという気持ちではあるんですが。
じわじわフォローしていただいて、とても嬉しいです。
更新して反応があるって幸せだなあ……(・∀・)

これからもりもり加筆修正やりつつ更新していきます。
とりあえず最初の一週間くらいは毎日連載で、あとは2,3日に1回ペースになると思います。

コンテスト参加作品で、今回は読者選考がありますので、
おもしろいなと思われたらどうぞフォローや★やレビューいただけると嬉しいです!

よろしくお願いします~!

2018年10月24日水曜日

「春には君の夢を――戦国恋話」完結しました。


春には君の夢を――戦国恋話」完結しました!
最後までお付き合い下さった方、ありがとうございました。
再読の方ももしかしたらいらっしゃったでしょうか……。
これからの方も是非よろしくお願いします~!

掲載するために読み直したり書き直したりしている間、
何度読み返しても、読み返しても飽きないなあ……やっぱこの話好きだなあと思いながら作業していました。
楽しんでいただけると嬉しいなあと思います。

Twitterでは色々語ってた気がするし、書いてる間は色々思っていたりして
「終わったらあれこれ語るぞ」って考えたりするんですが
終わってしまうと何語るつもりだったか忘れてしまうと言う……。
とにかく戦う少女大好きだし!
戦場の名乗りあげとか大好きだし!
晟青の描写楽しくて仕方なかったし!(美形書くの楽しい……)
また戦う女性が書きたいな!と思います!

よろしかったら、ご感想をいただけると嬉しいです。
サイトのメルフォとかマシュマロとかどこからでもお待ちしております(・∀・)


2018年10月19日金曜日

「春には君の夢を――戦国恋話」4章に入ってます

「春には君の夢を――戦国恋話」4章に入っております。
4章+終章で完結となります!
個人的には、ファンタジー要素を追加してからのこの物語の締め方が結構気に入っているので、楽しんでいただけるといいなあと思います。
あと、晟青を書くのは相変わらず楽しいなあ……と。
(描写とか力入ります💪)

お気に入り登録や、各話の「いいね★」とても励みになっております!
ご感想もお待ちしています!

2018年10月6日土曜日

「春には君の夢を――戦国恋話」3章に入ってます

「春には君の夢を――戦国恋話」3章に入っています。
ってまたここ書くの遅くて、そろそろ3章佳境に入ってきます。
4章+終章までなので、物語も後半戦に入ってきました。

実は以前この作品をサイトに掲載していた頃、
ご感想で「後半の緋華がどんどん考えなしになっていくのが残念だった」といただいたことがありまして
(もうちょっと具体的にこのへんが気になったということも書いてくださってました)。
私も「うーんんん、言われる通りだと思うんだけど、どの辺からどうしたらいいのか分からない……」とものすごく考えました。

決して否定的な感想に落ち込んだとか言うわけではなく(物語に期待して読んで下さったことはすごく伝わる感想でしたので)、
後半に向けて物語が盛り上がっていかねばならないのにスケールダウンしていたことは自分でも思っていたし、
こういう設定の物語で、自分のつけたい決着に対して、どういう要素が必要か分かっていなかったのです。
なんとか改善したいけど、何が悪手でどの辺を修正していけばよくなるのか、自分で考えてもよくわからないまま、いつかなんとかしたいなと思っていました。

その後、色々とアドバイスをいただく機会を得ることができて、今回の内容になっています。
もっと政治的な方向でアプローチしつつ、緋華をもっともっとかっこいい女子にできたらいいなと思いつつ、改稿しました。

自分ではなかなか満足なのですが、読んで下さる方も楽しんでいただけたらいいなあと思っています。
物語後半戦もお楽しみになのです!

それから、「いいね★」押していただけてすごく嬉しいです!
ご感想もお待ちしています!

2018年9月28日金曜日

「春には君の夢を――戦国恋話」2章に入ってます


春には君の夢を──戦国恋話」2章に入ってます。
というかもう後半戦に入っているところなのですが。
前に8割は変わってるって書いたけど、盛りすぎかも、7割くらいかも……
(大して変わらない!)と思ってきました。
私としては細々したところが違うのですが
(そもそも非ファンタジーがファンタジーになったとか、
ここでハグをしない、とか、言葉遣いが違うとか。碧輝との出会いの頃のシーンが増えたとか)
今のところ大筋は変わっていないので、読んで下さる方にはあまり違わないかも?

それにしても、修正と更新のために読み返していて思ったのですが、改めて私この話すごく好きなんだなあと思いました。
いつになくすごく読んでほしい!
いつだって読んでほしいけど、特になんかすごく読んでほしい!というテンションです。

どの作品も、この話のここがすごく好きなんだよなあとか、この話を書いたことで、このへんが出来るようになったなあとか、私にとっての転機ではあるのですが、この話に限ってはなんというか原点でもあるので。
はじめて中長編として完結させた話だったなあとか(大昔です!)。
戦う女子と支える男子の構図この頃から好きだったのかよ……とか。
晟青の描写書くのめっちゃ楽しいよなあとか、飛田主従好きなんだよなあ……とか。戦の名乗り上げたぎるよなあとか!
いろいろ考えるというのもあるんですが。

やっべーおもしろいなーこれたぎるなーおもしろいなー!!
ってなりながら作業してます。

是非とも、お気に入りとか「いいね★」とか押してもらえると、ものすごく嬉しいです!

2018年9月13日木曜日

「春には君の夢を――戦国恋話」連載開始しました



西を神宮家が、東を飛田家がおさめ、国は二分していた。
そして戦乱の炎の中には、人の負の心にさそわれて妖が出る。

乱れる国を憂う少女将軍には、
幼い頃に再会を約束した少年の記憶があった。

身分差の憧憬に憂えても、何を失っても、国を生かすためならば。
再び出会うためなら、もがき続ける。
だから――生きると、約束してほしい。

桜舞う中、男装の少女将軍が戦う、和風ファンタジー

以前サイトで「君のために――戦国恋話」というタイトルで公開していた作品を、改稿したものです。
八割方変わってると思います……後半の展開が全然違います。
あと一応ファンタジー要素のない作品だったのですが、ファンタジーになってます。

時折まだまだ、文章が読みにくいかな? 困ったな、てところがあるので、直しながら載せていきたいところです。
最近マシになったんですが、この作品に関しては結構みっしりしてるなあ。

カクヨムコンに出そうかな~、でも立場的に微妙かな~と迷っていた作品ですが、NOVEL DAYSの方でコンテストが始まったので、出してみることにしました!
カクヨムコンが駄目だったらお蔵入りにしとくかなあと思っていたのでいい機会かな……と思っています。

是非読んでご感想などいただけたら嬉しいです!

2018年7月8日日曜日

覆面作家企画8 後書きです


覆面作家企画8お疲れ様でした!
後書きです。

■作者名
御桜真
■サイト名&アドレス
桜月亭
http://mmsakura.sakura.ne.jp/

■参加ブロック、作品番号、作品タイトル、作品アドレス
A5 現代人外住宅事情
http://hkmn.html.xdomain.jp/blocka/a05.html

ところで後の方で気づいたんですが、
前回と同じですね、A5!

■ジャンル
現代ファンタジーだと思ってたんだけど、
ホラー…?

■あらすじ
ある朝目覚めたら、窓にびっしり手形がついているのに気づいた律子。
警察を呼ぶも、やる気を感じられない。
次々に起きる奇妙な現象、足音、笑い声……。
果たして怪異の正体は!?


■意気込みテンプレを使用された方は、URLを教えてください。
こちらです。

■推理をかわすための作戦は?
文章をちょこちょこ整えたくらいですね。

■この企画のために書いた作品、他にもありましたか?
意気込みにも書いた内容と同じなのですが、
この企画のためではないけど
同人誌の現代ファンタジー×夜アンソロジー「夜の世界で君と遊ぶ」の
「冷たい指と神隠し」を書いたときに
「あー何か書こうかな~覆面のテーマが「手」か~~~ついでだから盛り込んじゃえ~~~」
って感じで書きました。

■その作品を提出しなかった理由は?
厳密に企画用ではなかったからですね!

■作品のネタを思いついたきっかけは?
旦那がよく「昔家族で泊まりに行ったとき朝起きたら窓に手形がびっしりついてたことがあって」という話をするので
使わせてもらいました。
許可は取っていません。

しかし、最近女性の一人暮らしの家に男が侵入したとか
ベランダに痕跡があったとか言う話をtwitter上でよく見るので
ほんと怪異だと思わず皆さんご注意下さいね……。

■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。
書き出したときはオチが決まってなかったので、どうするんだよオイと思いながら書いていました。
短編はしっかり落としたいタイプ。

■削ったエピソードなどありましたか? 作成裏話歓迎です。
もともと「あなたの健康を損なうおそれがあります」のお礼SS用に考えていたネタでした。

これも「何書こうかな~覆面が「手」か~どうせなら盛り込んじゃえ~」という安直な発想で書きかけていたのですが、
当の覆面のネタが思いつかず。
もう参加を諦めようかと思ったのですが(一度皆勤を逃すと、ちょっと諦めが早くなります…)、
ここまで覆面作家企画様々でやってきたワタクシとしましてはどうしても参加したくて、そっちのネタを流用しました。

ちなみに最初は、探偵役がいました(あな健の名残)。
美形でうさんくさくてテンションおかしい探偵でした。
意気込みで書いた所要時間4時間+1時間ですが、
最初の4時間で、あとは細々したところつなげるだけの状態まで書いていました。
んで、出かける予定があったので(映画見に行った)、
ちょっと寝かせておいて帰って修正しつつ繋げよう......と思っていたのですが、
移動してる間に「この探偵いらないな……」と気づいて、
帰ってきてからサクサク削除。これが+1時間。
正直時間がギリギリだったので、余計なセリフや文言が残ってそうで恐くて見られません……。

思考を作品から一旦大きくそらすのって大事ですよね……。


もともと「あな健」用のネタだったものはこんな感じでした。


「うちで鍋しましょうよ」
「なんでわざわざ男の家で男二人で鍋つつかなきゃいけねーんだよ」
「ふるさと納税の返礼でうまい肉が手に入ったんですよ」
うっ。それはいい肉に違いない。
詰まった俺に、栄は押し時とばかりに続けた。
「じゃあ、高口さんも誘って」
「男が増えただけじゃねーか」
「連れてきたい人いたら連れてきていいですよ。他の食材とか仕度とか俺がしとくんで。酒とかだけ買ってきてもらえば」
ね、ね、とにこにこと若者は言う。
――なんかあやしい。
「栄は料理もそつなくこなすから、おいしいものが食べられるよ」
松下さんが、書類をひらひらさせながら言った。
「やりなおし」
チェックを入れられて真っ赤になった報告書を受け取って、栄はがっくりした顔で「はい」と受け取った。
「栄の報告書は要点しかなくて、状況知らない人間が見たら全然分からないよ」
逆に鈴木の報告書は余計なことが多いけどな。


「鈴木は一緒じゃないんですか?」
「お前な、仕事のパートナーだからって四六時中一緒にいるわけないだろ。鈴木が目的だったのか。直接声をかけろ」
お前らふたりともあんなに嫌がってたのに、まさかそういう。
俺の表情を見て、栄は、えっと大きな声を上げた。目をまん丸にして、両手を振る。
「いやいや、やめてくださいよ。そういんじゃないんで、ほんとに、マジで」
全力での否定が怪しいが、本当に嫌そうだったので、それ以上ツッコまないことにした。

「あ、タバコならベランダでどうぞ」
「ベランダ喫煙は文句言われるんじゃねーのか?」
「まーまー、お気になさらず」
栄が気にしようが気にしまいが、マンション住民の皆さんが気にしたらアウトなんだが……。
栄はわざわざガラス戸を開けて、どうぞどうぞとベランダへ俺をせかした。
そろえて置いてあったつっかけをはいて、ベランダに出る。町中でぎゅうぎゅうに詰まったマンション群の中の一棟で、見晴らしがいいとは言えないが、何故か厭世的な感じがするから不思議だ。

ガラスに、何かついている。
――――手形だ。

「うおええええええ!」
俺の叫び声がマンション群にこだました。慌てて口を押さえる。
いやだがしかし! なんなんだこれは!
部屋にいるときは気づかなかったが、ベランダの窓、俺が出入りしたのとは別のもう一枚のガラスに、べっとりと手形がついている。しかもたくさん。べとべとべとべと誰かが触ったみたいな。
明らかに大人の男の手じゃないし、そもそも栄がこんな風にガラス汚れを放置するとは思えない。
俺は慌てて中に入ろうとした。だが、ガラス戸が動かない。
室内でガラス戸の前に立って、部屋の明かりを背にした栄は、へらりと笑って俺を見た。
「おい、何考えてんだ!」
控えめに声を上げが、栄はスマートフォンを操作している。
「おいこら! 開けろ!」
ニコニコしながら、スマホの画面をこっちに向けた。
『もし幽霊いたら、タバコの煙でなんとかしてください』
「お前はサイコパスか!」
だから俺を呼んだのか、だから鈴木か!
くっそ、油断した。俺は寒いベランダでブルブル震えながらタバコに火をつけた。
とりあえずタバコを吸ってる間は大丈夫なはずだ。


「冗談ですよお~」
部屋に戻ると、コタツの上にカセットコンロと鍋がセットされて、ぐつぐつと煮えたっていい匂いをさせている。
「あごだしのお鍋にしましたよ。さあさあ冷えたでしょう、暖まって下さい」
昭和の良妻よろしく、栄はいそいそと箸と器を並べた。
怒りの上から、用意を手伝わずにタバコを吹かしていただけという妙な罪悪感が湧いてきたが、イヤイヤ待て待てそもそもこいつが俺をベランダに追い出したんだ!
「お前、人をベランダに閉じ込めておいて、ごまかせたつもりじゃないだろうな?」
「いやだなあ」
栄はへらりと笑った。

「消しても消してもあの手形出てくるんで、絶対なんかあるんですけど。今のところ害なさそうだしどうしようかなと思ってて」



「ひとりで家にいたら恐いじゃないですか。最近なるべく帰らないようにしてたんですけど、そろそろ限界で」
どこを泊まり歩いてたのかは聞かないことにする。
「お前、幽霊とか平気じゃないのかよ」
「仕事なら耐えますけど、自分の家に出るのは嫌です」
――一理ある。
「だいたい俺見える方じゃないんですよ。感じたりはするし、サイコメトリーだと見えたりするんですけど。なんかよく分からないから鈴木に何とかしてもらおうと思ったのになあ」
「だからそれなら直接誘えって」
「俺が声をかけた時点で鈴木が来るわけないでしょう。宮田さんが連れてきてくれるかもと思ったから!」
むちゃくちゃだ。
「だからそういうときは最初から言えって……」
「こういうの最初から言ったら宮田さんも来てくれないじゃないですか」
栄はベランダの窓を指さした。手形がべったりついている。
――あー。来ないな。
いやでも、若者に頼られるの悪い気しないから来たかも知れないな。いや来ねーかな。
俺は栄の指の先を改めて見て、違和感を覚えた。まじまじと見る……までもなく。
「うおええええええ!」
デカい声が出た。
「急に大きな声出さないで下さい……うわああ!」


て言う感じで、酒を餌に鈴木を呼び出したりドタバタする話でした。
オチが決まってなかったので、途中で止まってました。

なので、ホラーのつもりなかったのです……。
いや書いてるウチにもりあげちゃうぞ~ってなったのは確かですが!
ご感想を色々見て、注意書きすべきだったかなと焦ったくらいです。

■その作品の続編または長編化のご予定は?
今のところはありませんが
座敷わらしちゃんのキャラは何かに使いたいかも。
それか、このあと宮田たちがやってくる感じで「あな健」につなげてもいいかな~な~んて思ってます。

■その作品で気に入っている箇所はどこですか?
座敷わらしちゃんですかね。
こういうキャラ好きなんですよ。
キャラからばれますね。

■推理期間中、褒められた点は?
読みやすい、構成がうまい。
うひひ……うれちい……


■推理されてみて、いかがでしたか?
座敷わらしが住み着いたのが最初の手形がついた頃なので、まだ数日っていうところなのですが、それについて書き忘れたなというのに気がつきました。
(だから「出て行って」と言っても、まだ数日だから影響ないかな、という主人公の思惑です)

あと、座敷わらしといえば、黒いおかっぱに赤い着物、と調べてそれを書いたつもりだったのに、
まさかまた冬木探偵がそこから足がかりにされるとは思わず……次があったら色彩描写いっさいいれないぞー!!!(笑)

■あなたの作品だと推理された作品はありましたか?
多かったのは
A6 魔女と秘密の88手
かな?
■あなたの作品が他の方の作品だと推理された作者さんはいましたか?
まあ私がダントツでしたね……。

■推理してみて、いかがでしたか?
■あなたの正解率、どのくらいでしたか?

■この企画に参加して、改めて気づいたことはありますか?
ホラーだと思って書いてなくてもホラーになってしまうようです……。
(「赤無垢の花嫁」とかもどろどろ恋愛のつもりだったんですけどホラーみたいです)
いや、ちょっと最初インパクトほしいかなとは思ったんですけどね……

すみません、以下三つは保留で……。
今回こそ感想制覇するぞ~と思っていたのに……!
■参加作品の中で印象深い作品をあげてください。
■参加作品の中で印象深いタイトルの作品をあげてください。
■参加作品の中で面白かった3作品&一言感想、お願いします。

主催さん、ご参加のみなさま、ありがとうございました!

文学フリマ福岡9に参加します

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